この洞穴は、比較的大規模な支洞を持ち、総延長350m以上に及び、富士山麓の溶岩洞穴中最大規模のものです。
洞穴の内部には、富士山の噴火で流れ出た溶岩が外気にふれ、爆発成分(ガス)を発散しながら固まるとき、洞穴の内面に鍾乳石や縄状溶岩などがつくられました。
洞穴内の温度は、他の洞穴と異なり、夏もそれほど冷気を覚えず、冬温暖であるため、過去に置いては、多数のコウモリが冬眠の場所として生息していました。しかし、その後の周辺の開発や、洞窟への無差別な立ち入りにより、一時は絶滅寸前にまで追いやられました。現在では洞窟の入口にゲートが設けられ、また洞窟の奥にコウモリの保護区域が出来たことで、毎年少しずつコウモリの数が増えるようになりました。
なお、西湖コウモリ穴で見られるコウモリには現在、大きい順にキクガシラコウモリ、テングコウモリ、ウサギコウモリ、モモジロウコウモリ、コキクガシラコウモリの5種類が確認されています。
富士山麓で最大級の溶岩洞窟で総延長は386m。
洞窟内部には、富士山の噴火で流れ出た溶岩が外気にふれ、爆発成分(ガス)を発散しながら固まるとき、洞窟内部に鍾乳石や縄状溶岩などがつくられました。
クニマスは世界中で秋田県田沢湖にしか生息していませんでしたが、2010年に西湖で発見されました。この発見はニュースになり、「奇跡の魚」と呼ばれました。クニマスの幼魚や西湖に住む魚も展示しています。
水の神「豊玉姫命」を祭ってある洞窟。その昔は、干ばつになると近隣の村人たちが西湖をわたり、この竜神に雨乞いの祈願をしたといわれています。
貞観6年(864年)、富士山の噴火で流れ出た溶岩流によって形成された洞窟。
年間を通じて内部気温が一定のため、明治時代までは蚕種の貯蔵に利用されていました。
富岳風穴と同時期に形成された、総延長153mのたて穴環状洞窟で一年中氷に覆われており常温は0C。最大のみどころは、地面、壁、天井に至るまで氷に覆われた氷の池。